目次
ブルームソフトってどんな革?
「ブルームソフト」はその名の通りブルームレザーを柔らかくした革です。
(ブルームレザーについての詳細は過去記事をご覧ください→bloom-leatherってどんな革)
ブルームレザーはハードレザーですが、ブルームソフトはソフトレザーです。
ブルームソフトはブルームレザーをミーリング(空打ち)という、空ドラムの中で打ちほぐし柔らかくしてあります。
ミーリングは柔軟効果と共にシボだしの効果もあります。
ですので、ブルームソフトの表面はツルンとした感じではなく多少ボコボコした感じに仕上がっています。
(入荷時期によってボコボコ感はあったり無かったりします)
ハードレザーとソフトレザーはどっちがオススメ?耐久性は?
当店のヌメ革やオイルレザーやブルームレザーは一般的にハードレザーと呼ばれる革です。
ハードレザーの使い始めは革が非常に固いので、使いづらいと感じると思います。
「財布のカード入れがキツイな!これ本当にカード入んのかよ!」
「財布が開いたまま閉じないじゃないか!」
というのはハードレザーの特徴です。
使い込んで、繊維がほぐれていくとそういった問題は自然と解消されます。
一方、ブルームソフト(ソフトレザー)は最初から繊維をほぐしてくれていますので、ハードレザー特有のキツイ!固い!という感じが無いです。
カード入れも比較的入れやすく、財布も閉じてくれます。
「最初から柔らかくて使いやすい財布が良い!」という方にはブルームソフト(ソフトレザー)がオススメです。
耐久性という面では大差ないです。
なんとなくブルームソフト(ソフトレザー)の方が弱そうなイメージですが、そんなことないです。
ブルームソフトも十分、丈夫な革です。
ただ、型崩れは ブルームソフト の方がしやすいと思います。
「綺麗なカタチを保ったまま使いたいんだ!」という方には ブルームソフト ではなく、 ヌメ革やオイルレザーやブルームレザー といったハードレザーがオススメです。
ブルームソフトはどんなエイジングするの?注意点は?
ブルームソフトも基本的にはブルームレザーと同じエイジングをします。
表面のブルームがとれてツヤが増してきます。
カッコイイ感じになってきますよ。
注意点は上記でも説明した型崩れです。キズについては表面がツルンとしたスムースレザーに比べるとそこまで気にしなくても良いと思います。
と言ってもあくまでスムースレザーと比べると、という話です。
傷には弱い革ですので気になる方は爪を立てて使わないとか、傷つきそうなモノの近くに置かないなどお気をつけください。
まとめ
ブルームソフトは柔らかくて使い易い。型崩れはしやすいけどシボもあってオシャレで可愛い革。
お客様から「ブルームレザーとブルームソフトどちらがオススメ?」とよく聞かれるので、
大雑把に説明すると…
カジュアルで柔らかい革が好きな方はブルームソフト!
高級感や自分で柔らかくなるまで革を育てたいという方はブルームレザー!
という感じです。
革選びの参考になれば幸いです。
また柔らかい革はバッグ作りに適していますので、今後、Ponteのバッグはこのブルームソフトを中心にラインナップが増えると思います(^^♪
可愛い感じに仕上がる予感しか無いので、新作のバッグは乞うご期待!です。