美しい経年変化には日々のメンテナンスが重要です。
「せっかくの本革!セルフメンテナンスやってみたい!」
という方は必見!
プロが教える本革のメンテナンス方法やちょっとした裏技をご紹介します。
乾拭き
柔らかい布で磨く。
日々のメンテナンスはコレです。
時間に余裕がある方はブラッシングもおススメです。
ブラッシングは面倒だという方は乾拭きだけでも大丈夫です。
クリームやオイルなど何かを塗る事に注目しがちですがコレをいかに頻繁に行うかが大事です。
ツヤ出し磨き
革の種類にもよりますが、早くツヤを出したい方は布をほんの少しだけ湿らせてもOKです。
ほんの少しだけがポイントです。湿っているか湿ってないか位のイメージです。
布に水を含ませすぎてしまい、革が水分を吸収して色が濃くなっているときは磨かないでください。
そのような場合は革に含まれた水分が乾いて、色が落ち着いてから磨いてください。
使い込んでくすんでしまった革には効果がないことが多いです。そういう場合はクリームなどを使用してツヤを出した方が効果的です。
栄養補給
日々の乾拭きに加え、たまに革に栄養を与えます。
頻度は、「そこまで革製品に時間取られたくないわ!」という方で2~3ヶ月に1度位を目安に。
早くエイジングさせたい方や念入りにケアしたい方は月に1度位です。
ヌメ革の使い始めなどは月に2~3回位の頻度でオイルケアしても大丈夫です。
革によって栄養剤やケア方法が多少違います。
革の種類別オイルケア方法を紹介していますので参考にしてみて下さい。
水染み
勇気を出して全体を濡らす。
シミになってあまり時間が経っていない軽い水染みであれば
霧吹きや濡れタオルなどで全体を濡らし、自然乾燥させることである程度目立たなくなります。
時間が経ってしまった古い水染みには効果がないことが多いです。
なお、水分が乾いたらオイルケアなどの保湿を忘れずに。
やってはいけないこと
・シミができた部分を指や布でゴシゴシする。
・濡れた革をドライヤーなどで急激に乾かす。
などはNGです。
上記の事をやってしまうとシミが濃くなったり、革が固くなってしまいます。
革が濡れてしまった場合は慌てずに軽く水分をふき取り「自然乾燥するのを待つ」が基本です。
ちょっとした裏技
全体を濡らしてもシミが消えない場合はレモン果汁を布に染み込ませ、シミの部分にポンポンとたたく様に浸透させていきます。その後、乾くのを待ちます。
そうするとシミがある程度目立たなくなる場合もあります。
興味がある方は試してみて下さい。
汚れ
消しゴムやクエン酸。
革の表面に何か得体のしれないものが付着している!といったケースは消しゴムが効果的です。
時間が経っていない色移りや黒ずみなどに効果がある場合もあります。
軽い力でかけるのがポイントです。
また、黒ずみなどの汚れはクエン酸で綺麗になる場合があります。
家庭にあるレモン果汁などを布に染み込ませ拭いてみてください。
ひっかき傷
基本的には消えません。
当店で扱っているような植物鞣しの革はとても丈夫ですが表面の傷に対しては弱いです。
傷を消して無くす事はできません。
気になる方は、傷をなるべく付けないようにすることが大事になってきます。
・爪を立てて使わない
・バッグの中では傷つきそうな物の近くに一緒に入れない
などを気にしながら使用するだけでも違います。
エイジングが進んでいくと目立たなくなる場合もありますので、日々のメンテナンスケアを続けていくことが大事です。
郵送メンテナンスも承ります。
なお、当店ではオイルメンテナンスは無料で行っています。
ご来店か郵送して頂ければメンテナンスしてお返しいたします。
また、その他のトラブルに関してもご来店か郵送して頂ければ出来る限り対応致します。
お気軽にお問い合わせください。
※郵送の場合、送料はお客様ご負担となります。また、当店以外の革製品についてはお応えいたしかねますのでご了承ください。