本日は私、おかよがPonteのデザイナーでレザーアーティストのYOKOYAMA氏へのインタビュー。
Ponteデザイナー レザーアーティストYOKOYAMA氏
(以下、YOKOYAMA氏:Y おかよ:お)
お「まず初めにPonteのブランドイメージを教えて下さい」
Y「モダン英国スタイルのネオブリティッシュ、そこにイタリアンクラシックを融合。さらに日本の女性のチャーミングな部分を作品を通して表現しています。」
お「日本のチャーミングな女性?関西で飴ちゃんくれるおばちゃんのイメージですか?」
Y「うーん、イメージは近いけどね。田舎に行くとさ、【野菜を持って帰りな!】っていうおばちゃんいるよね?あのおばちゃんが歴史と文化が築き上げたヨーロッパの空気の中にいる。洗礼と親しみやすさ。それがPonteの世界観に近いかな。」
お「Ponteではセミオーダーで手軽にオリジナル商品が作れるんですよね?」
Y「当店はセミオーダーで注目されがちだけど、革にも注目してもらいたいね。実はとても良い革を使ってるんだ。」
お「素人の私にも分かり易く教えてほしいのですが、一言で言うとどんな良い革なんですか?」
Y「一言で?それは難しいな。マイスターの苦労、努力の結晶を一言で表すなんて。」
お「なるほど、やはり相当な手間と時間をかけている革なんですね。」
Y「そうだね、革らしさとは何か、原皮のランク、なめし方法、説明すればきりがないね。それでもあえて一言で言うなら、玄人が一目見て【良い革だね】って納得する。そんな革かな。」
お「Ponteは日本で作られた革にこだわっているとか」
Y「日本のプロダクトを大事にしているからね。日本人の感性とでもいうのかな。」
お「なんていう名前の革を使っているのですか」
Y「それは答えづらい質問だね(笑) 革を名前で買ってもらいたくないんだ。名前に頼るのも嫌だしね。名前だけが一人歩きしてる様に感じる革もあるしね」
お「へー、革にも色々あるのですね」
Y「プロダクトをスタートさせる時どんな革を選ぶかを大事にしがちだけど、僕には革の方から語り掛けてくるんだ。君にも聞こえないかい?革のパッションとでも言うのかな」
お「なるほど。革を扱うえで一番大事にしていることは?」
Y「革はもともと動物の皮。命のぬくもりを表現することにウエイトを置いているね。」
お「私達がレザーを選ぶ上で重要なことは何でしょうか?」
Y「それは僕が皆に聞きたいね。なにを基準にレザーアイテムを選んでいるのかな?」
お「最近はSNS映えとか気にしちゃいます(笑) Ponteの製品もSNS映えしますね!」
Y「カラフルにアレンジできるからね。でも重要なのは、そのプロダクトのバックグランドに何があるか。そこに注目すれば、君の中でレザーはもっとユニークなコンテンツになるよ」
お「背景に何を想いながら作っているかが大事ということですね」
Y「想いがあるプロダクトは君が選ぶんじゃなくて、アイテムに君が選ばれるんだよ。君にも聞こえないかい?アイテムのheart、beat、and shout!」
お「本日はありがとうございました」
インタビュアー:おかよ
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